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【職務経歴書の書き方】経験が少なくても通過率UPするコツとは?

「職務経歴書と履歴書ってどう違う?」

「職務経歴書に書ける経験が少ないときはどうしたらいい?」

 

転職活動をしている方の中には、このような悩みを抱える人もいるでしょう。

 

職務経歴書は、最初に応募先企業の目に触れ、採用を左右する重要な書類です。職務経歴書に書く経験が少なくても、書き方に注意すれば選考の通過率を上げることができます。

 

この記事では、経験が少なくても選考の通過率を上げる職務経歴書の書き方について説明します。職務経歴書と履歴書との違いについても触れているので、参考にしてみてください。

職務経歴書とは?

職務経歴書は、仕事の経験や実績、スキルなどの履歴を記載した書類です。

 

選考を受ける企業や転職エージェントに対して提出する書類で、自分が企業の求める人物像に合う人材であることをアピールすることができます。

職務経歴書と履歴書の違い

履歴書と職務経歴書はよく似ていますが、履歴書は職歴の他、住所や生年月日、学歴や資格などの基本的なプロフィールを記載するものです。

一方、職務経歴書は仕事の経験や実績、スキルをより具体的に記載するものです。企業の募集要項に記載されている業務内容に応えられる人材であることを、証明するために用意する書類です。

企業は募集しているポジションの業務をこなせる人材か、期待以上の実績や成果を出してくれる人材であるかを、職務経歴書から読み取ります。そのため、職務経歴書には経験してきた業務内容、得たスキルや実績などを、数字を使って具体的に記載する必要があります。

職務経歴書の項目

職務経歴書には指定されたルールやフォーマットがありませんが、主に以下の項目を記載することが多いです。

 

  • 職歴要約
  • 職歴の補足
  • 志望理由
  • 職務経歴
  • 活かせる経験・スキル・資格
  • 自己PR

 

応募先企業に自分の魅力を伝え、且つ採用担当者が面接の際に読みやすいように記載内容は工夫しましょう。

職務経歴書に書く経験が少ないときは?

20代の転職では、職務経歴書に書く経験が少ないと悩んでしまう方もいるでしょう。

書く内容が見つからない場合は、以下の3つを意識して職務経歴書を書いてみましょう。

意欲や人柄をアピールする

資格やスキルではなく、意欲や人柄をアピールしてみましょう。

学生時代も含めて経験してきた、目の前の課題への取り組み方や困難の乗り越え方を、前向きなエピソードとしてまとめて記載します。「なぜ応募先企業で働きたいのか」「どのようなモチベーションで今回の転職活動に取り組んでいるか」などの熱意に繋げると、より効果的な職務経歴書になるでしょう。

過去の経験を掘り下げる

ひとつの経験をじっくりと掘り下げることで、自分の強みを見つけることができます。

 

例えば「前職の営業事務職で作った資料が見やすいと褒められた」という経験を掘り下げると、下記のようなポイントが浮かび上がります。

 

  • 営業スタッフが使っていた資料が古くて説明しにくいという話があった
  • 説明しにくいポイントを聞いて、図やグラフを入れた資料に再構成した
  • 営業スタッフが早速営業活動に使ってくれて成約に繋がった


具体的なポイントを職務経歴書に記載することで、仕事でも活かせる強みがあることをアピールできます。

応用できるスキルに目を向ける

経験が少なくても、業種や職種内容に関係なく応用できるスキルに目を向けて、職務経歴書に記載しましょう。

接客によって獲得したコミュニケーション能力や、事務作業で得たパソコンスキルなどは、大抵の業界で通用するスキルです。職務経歴書に記載して、きちんとアピールするようにしましょう。

通過率を上げる職務経歴書のポイント5つ

職務経歴書の通過率を大幅に上げるために、書類選考に通過しやすい職務経歴書のポイントを大きく5つにまとめました。なかなか書類が選考を通過しない、と悩んでいる人は参考にしてみてください。

1.自己分析がなされている

自己分析がしっかりできている職務経歴書は、選考に通過しやすいです。

 

自身を顧みて、良い経験も悪い経験も客観視して自身の糧にできていると、説得力のある職務経歴書になります。志望動機と関連付けられていれば、入社後も熱意を持って仕事できる人材であると伝えられるでしょう。

2.要点がまとめられている

職務経歴書は要点をまとめ、報告するようなさっぱりした内容にしましょう。

なるべく感情を込めず客観的に書くことで、伝えたい内容が読み手に伝わります。読み手に伝わるように要点をまとめる能力はどの仕事でも求められるので、採用担当者の目に留まりやすいでしょう。

3.具体例を交えて説明されている

具体的な事例やエピソードを交えて説明されている職務経歴書は、読み手に伝わりやすく説得力が増します。

既に実績がある場合は、「新規顧客を獲得した」だけでなく「半年で新規顧客を10社獲得した」というように数字を交えるとわかりやすいです。実績がない場合は、達成したり失敗したりした経験を具体的なエピソードで記載するようにします。

4.レイアウトが見やすい

内容が優れていても、レイアウトが見づらいと伝わりません。読みやすさを重視したレイアウトを意識しましょう。

適切な段落分けをしたり、見出しや箇条書きを活用したり、フォントサイズにこだわると、すっきりとした見やすい職務経歴書をつくることができます。

5.正確で誠実な記述がされている

職務経歴書には虚偽の情報を載せたり誇張した内容を載せたりすることは避けましょう。

採用してから職務経歴書の内容に間違いがあったとわかれば、企業としても損失になります。業界内の評判に響けば以降の転職活動に影響する可能性もあるため、正確で誠実な記載を心がけましょう。
事務職は、女性に人気のある職種です。 AIの導入やIT化により、将来性がないともいわれていますが、IT系会社の事務や経理・医療事務などの資格を活かした事務は、仕事がなくなる可能性は低いです。 事務職といってもさまざまな業務があるので、充分にリサーチした上で自分に合った事務職を選ぶのが大切です

職務経歴書の書き方に迷ったら転職のプロに相談しよう

通過率が上がる職務経歴書の書き方について紹介しました。

 

職務経歴書は履歴書と異なり、スキルや経験、実績をより具体的に、わかりやすく書くのがポイントです。通過率が上がる職務経歴書を書くには、しっかり自己分析をして書く内容をまとめ、見やすい構成を心がけることが大切です。

 

キャリアスタンドアップでは、職務経歴書を書くサポートも受け付けています。是非気軽に相談してみてくださいね。