充実したワークライフバランスを目指して

もともとはオーディオ機器の量産設備の設計士をしていました。CADという図面作成ツールを使って、ワイヤレスイヤホンをto B向けに設計していました。

ワークライフバランスを整えたいと思ったからです。前職でははじめの頃、片道2時間、往復4時間かけて通勤していました。その後、長期出張に行くようになり、1年半の間は通勤時間が短くなったため、浮いた時間を他のことに使っていました。出張から戻った時に、「また元の往復4時間通勤生活が始まる」と思うと、自分のための時間がなくなるのは違うと気づき、転職を考えました。

キャリアスタンドアップのアドバイザーの方と面識があり、元々キャリアの相談をしていたところからご紹介いただきました。

希望条件をキャリアアドバイザーの方とすり合わせることに注力しました。移動距離や給与面が心配だったので、自分のアピールポイントを整理して、希望の条件の企業に入れるように面接に臨みました。

面接の日程調整に苦労しました。働きながら転職活動をしていたので、日中に面接ができなかったからです。そこで有休を取得し、1日に4件面接を入れるなど、休みの日に集中的に取り組みました。オンライン面接と対面面接の両方があったので、スペースを借りたり会社に伺ったりと、時間管理を非常に意識しました。

現在は正社員で医療機器の設計と検証をしています。前職の経験が活きていて、実際に工場に入って製品を組み立てる上でどんなパーツが必要なのか、現場に合った設計をすることができています。貴重な人材として会社から重宝されているのを感じながら仕事ができています。

7年間エンジニアとしてオーディオ機器の設計をしてきましたが、エンジニアとしての幅を利かせる為にも他の業界の機器設計にチャレンジしようと思ったからです。

私はとにかく〝ものづくり〟が好きです。将来的には技術が発展して、新しい分野の設計技術も出てくるかと思います。どんな領域の設計でも対応できるようなエンジニアとして、様々な分野の経験値を積みたいと思っています。

自分の市場価値を知れたのが良かったです。この先、自分がどんなスキルや経験を積むことによって仕事の幅が広がるか、会社の面接官の方々とお話をさせていただく中で自分の現在地を知ることができました。そういった意味でも同業種の転職をしてみて良かったと思います。

ありがとうございました。